四毒抜きの本質と毒を食らえ|小坂航チャンネル 生命燃焼
- kosakawataru6
- 3月7日
- 読了時間: 4分
更新日:3月12日

四毒抜きの本質と毒を食らえ
「四毒抜きの本質とは?」
「四毒抜き」とは、砂糖・植物性油・乳製品・小麦という 「四毒」 を食事から排除する考え方です。
私は特に食事を厳しく管理しているわけではありません。
むしろ、自分では気にせず過ごしているつもりですが、結果として四毒の摂取は比較的少ない方だと思います。
それでも、四毒を抜くことの重要性を実感する場面は多くあります。
自分が尊敬する歯科医師の吉野敏明先生は、長年の臨床経験から、
「四毒を抜くことで健康を取り戻すことができる」と強く訴えています。
実際に、現場で四毒を抜いたことで病気が改善した人は多く
「医食同源」という言葉が示す通り、食が健康に直結しているのは明らかです。
しかし… 「四毒抜き」だけを目的にするのは、本質ではありません。
「四毒抜きが「目的化」してしまう問題点」
四毒抜きという言葉が広まる一方で、
「そんな食生活を続けていたら人生がつまらない」
「健康のために生きているわけじゃない」という意見も増えています。
実際に、自分が同じく尊敬している 内海聡先生は、
「健康はあくまで手段であって目的ではない」という考えを持ち、四毒抜きに対して疑問を発信しております。
自分も 「生命燃焼」を軸にしているので、健康を目的にすることには違和感があります。
ですが、ここで誤解してはいけないのは
吉野先生も「健康そのもの」を目的にしているわけではないということです。
吉野先生が四毒抜きを実践しているのは、「日本の病を治す」ため。
つまり、自分の使命を果たすために健康を維持しているのです。
でなければ、医療と政治の二刀流、毎朝のYouTubeライブ配信など、あれだけの活動は継続できないことです。
だからこそ、吉野先生と内海先生の考えは本質的には同じなのです。
しかし、現場で四毒の摂取があまりにも多すぎるという現実があるからこそ
吉野先生は 「四毒を抜け」と強く訴えているのです。
ここを履き違えてしまうと、四毒抜きが目的化し、本来の意図が伝わらなくなってしまうのです。
「毒を食らえ」
ここで、もう一つ考えたいことがあります。
それは、「毒」という言葉が、現代では悪いものとして嫌われがちだということです。
・体を傷つけるものは悪
・疲れたら無理しない
・ストレスのない生き方をしよう
こうした、「毒」となるようなものを避けることが当たり前になっています。
実際に、トレーナー業界でも
「体を大事にしましょうね」といった言葉がよく使われます。
一見すると「優しさ」に聞こえますが、本当にそれでいいのでしょうか?
毒を避け続けることは、ただ生かされているだけの状態ではないのか?
言葉を選ばずに言うなら、家畜のような生き方になってしまうのではないか?
「生命を燃やす」とは、毒と向き合うこと
自分は「生命燃焼論者」なので
「どう体を守るか」よりも、「どう生命を燃やすか」を重視しています。
身体がボロボロになろうとも、何かを成し遂げることに意味があると思っています。
これは、執行草舟先生の「毒を食らえ」という思想に大きく影響を受けています。
この考え方は、免疫システムと同じ原理です。
ウイルスが体に入ることで免疫が活性化し、一時的には熱が出る。
でも、それを乗り越えることで体は強くなる。
「精神」も同じ。
毒と戦うことで、強くなるのです。
「現代は「精神の毒」すら避ける風潮がある」
・辛いことは無理にしなくていい
・好きなことだけやって生きよう
こんな言葉が溢れ、苦しみや葛藤から逃げることが「正しい」とされています。
結果として、ちょっとしたことにも耐えられない人が増え、心も体もどんどん弱くなっている。
こうした風潮の先に、日本が本当に無くなってしまうのではないか?
そんな危機感を感じます。
さらに、スピリチュアル業界でも
「毒を避けて、浄化していこう」
「これからはみんなが安心して生きられる時代になる」
といった話がよく出ますが、そんな甘い話ではないと思っています。
本当に大事なのは
毒を避けることではなく、毒を受け入れられる強い精神を持つこと。
それが、三島由紀夫先生が語る「精神が物質を完全に上回る真の霊性文明」に進むために必要なものだと考えています。
そして、真の霊性文明へ向かわなければ、人類は滅びると自分は思っています。
「四毒抜きの本当の意味を考える」
四毒抜きという言葉を、吉野先生が広めて下さったことで
日本の食の問題や健康問題に目を向ける人が増えたのは間違いありません。
しかし、本当に大事なのは
「なぜ四毒抜きに取り組むのか?」という本質を考えることです。
ただ健康のためにやるのか?
それとも、自分の使命を果たすために、体を整える手段としてやるのか?
もし 「四毒を抜けば健康になる」という表面的な話だけで終わってしまうと、
吉野先生が本当に伝えたかったことがズレてしまう気がします。
だからこそ、四毒抜きの本当の意味を、我々は改めて考えてみるべきだと思います。
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