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医学するこころ オスラー博士の生涯 日野原重明|読書感想 小坂航

  • 執筆者の写真: kosakawataru6
    kosakawataru6
  • 2月24日
  • 読了時間: 1分



「 医学するこころ オスラー博士の生涯 」日野原重明


近代臨床医学教育を確立したもっとも偉大な医者とも言える、ウィリアム・オスラーは晩年

文学を愛することについて述べている。


「 若いものが各種の本に満ちた大きな図書室で本を漁り読むことができることは広い教育の一番よい諸口となる 」


崇高な信仰心を持ち、偉大な文学を愛したオスラーは

「 人生で一番大切な事柄は出会いである 」と言ったように、文学を通して歴史的な出会いを経験していたのだ。


医学だけでなく数多くの文学と向き合ったオスラーは、マタイによる福音書にそって患者をケアすることをすすめた


「 何事も人びとからしてほしいと望むことは人びとにもそのとおりにせよ 」

( マタイによる福音書第七章十二説 )


オスラーが病室に入り回診するときには病室の空気が急に爽やかになったと弟子たちは語っていた。


自分はオスラーの生き方と思想にこそ医療、健康に携わる人間としての初心を学ぶことができるのではないかと思う。

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